きょうは3歳の娘の吃音についてお話したいとおもいます。
吃音ってみなさまご存じですか?どもりと言えば分かる方もいらっしゃると思いますが、滑らかに話せない言語障害のひとつとのことです
うちの娘(3歳 )の場合
- 2021年7月末 突然どもりはじめる「おかあさん」と呼ぶとき、お、お、お、と最初の言葉を繰り返す
- それから徐々に今まで出ていた言葉が言いづらくなる
- 歌を歌う時や、一語目が出た後はいつも通り話せるときもある
- 2021年9月 初めての療育センターで面談→小児科の先生や言語聴覚士の先生と面談、テスト→2歳くらいの言語理解だと診断
- 現在 2か月~3か月に一度通う経過観察
という状態です
吃音って何?治るの??など知っているだけで親のココロの不安や負担が減ることはたくさんあるし、子どもへの接し方で改善できることもあります!!
どもりが発症してから親として行ったこと、娘とのかかわり方で大事なことなどをまとめてみました
基本知識に加え 我が家で実際にやっていて効果があったことなど記載しますので もしも今悩んでいらっしゃる方、もしくは周りに吃音の子どもがいらっしゃるという方の参考に少しでもなればうれしいです!
うちの娘の症状や療育センターでの面接やテストについては☟の記事で詳しく書いているので、気になる方はご覧いただければと思います。
\療育センターでの相談から言語理解力テストなど詳しく書いています/
吃音(どもり)とは?!
言葉がどもることを 【吃音 きつおん】 といいます
(娘がそうなるまでは吃音という言葉すら知らなかったかも???)
どもり、つまり吃音とは話すときに滑らかに言葉がでないことを言います 滑らかにでないといってもいろいろな種類があり
- 連発 【ことばの一部をくりかえす】 例…「あ、あ、あのね」
- 伸発 【引き伸ばす】 例…「きーーーーーのうね」
- 難発 【つまる】 例…「・・・・・・・ったまご」
の3つが主な症状とのこと
うちの娘は、連発と難発の2つの症状がでています
このような話し方が続くようであれば言葉の専門家に相談したほうがよいとのこと
うちの場合、7月31日に発症し、どんどんひどくなり8月18日に保健所に相談→地域の療育センターを紹介され連絡し、その後定期的に通うことになりました
センターのかたは、「早く来てくれてよかったです!その分対応も早くできますしね」とおっしゃっていました
専門の先生に聞いてもらえるって心強いですよね
吃音は治るの?!
親だったらいちばん気になるところ 治るかどうかですが
幼児期に発症した子どものうち、約7割は成長とともにすらすらと話せるようになると言われています
- 治っていくまでには調子がいい時期、元に戻る時期と波がある
- 波をくり返し何年かかけて徐々におさまっていく
この2点を最初に聞いていたのでゆっくりと時間をかけてなおしていく、見守っていくものということがわかって焦らず娘と向き合うことができています
しかし大きくなっても吃音が残る子どものいるというのも事実です
のこりの3割だったら…と不安になることも正直あります(>_<)
7割は自然に治る…と聞くと「しばらく様子を見よう」とか「そっとしておけば大丈夫」と思ったり、助言されるかたもいるかもしれませんが、何もしないで様子を見ているだけでは吃音が悪化することもありいっそう話しづらくなることもある
目の前にいる我が子はどういった症状で、どういう対応がいちばんなのか
適切な対応をすることで子どもの話し方を楽にしてあげられると療育センターでは教えていただきました
個人的にも、すぐに保健所や療育センターに相談をして本当に良かったと思っています!!!
親がずっと不安だと、こどもにも絶対不安がうつるとおもうから、聞いて不安がなくなるのなら聞くのがいちばんです!
ちなみに主人は しばらくしたら治るんじゃない? と超がつくほど楽観的で、心配症のわたしは少しは一緒にシンパイしろよ!!!と腹立つ反面、その楽観主義をすこしは見習いたい…と思うこともあり
吃音の原因とは?!
なぜ吃音が現れるのか…なんでうちの子が…って思いますよね
わたしも毎日なんで…と思いネットで調べたり療育センターで聞いたりしたのでそれらをまとめてみました
まず言われたのは吃音には 小児期にほかの原因となる疾患がなく起きる発達性吃音 と 疾患や心的ストレスなどの原因で起こる獲得性吃音 があるとのこと
1. 発達性吃音
- 吃音の約9割は発達性吃音
- 2歳から5歳のころ発症することが多い。(2語文以上の複雑な発話をする時期に起きやすい)
- 発症率は幼児期で8%前後
- 男の子に多い
- 国や言語による発症率の差はない
下記のような要因が影響しあって発症する
☆遺伝的要因(体質的要因) …8割以上は子ども自身が持つ吃音になりやすい体質
☆発達的要因 …ことばの発達が活発な時期の影響
☆環境要因 …周囲の環境やせいかつ上の出来事の影響
ざっくりいうと、こどものなりやすい体質と周囲の環境がかかわり合ってことばの発達が活発な2~5歳くらいに生じるということです。
2. 獲得性吃音
- 神経や筋肉の異常、聴覚の異常などにより発症する獲得性神経原性吃音
- ストレスや外傷体験に続いて生じる獲得性心因性吃音
これらの場合は10代後半以降に発症することがおおい
成長してから発症する場合の原因とのことです
幼児期に発症する吃音はほとんど体質や環境や身体の発達が原因とのこと
吃音の子どもへのかかわり方で【大事な3つのこと】
ここからがいちばん大事なことです
実際に子どもに吃音症状が出てきた時どうやって関わったらいいか、なんて言ってあげたらいいか悩みますよね…適切な子どもへの声かけやかかわり方はとても大事!
実際にやってよかったこと、療育センターで教えてもらったことをまとめてみました
わたしの場合、電話をしてからセンターへ行くまで2週間あいだがあり、それまでどうやって接したらいいか悩んでいたので参考になれば嬉しいです
1. 気もちのゆとり
- 子どもの話をさいごまで聞いてあげることがとにかく大事!
- そして言いたいことがわかったら、ことばやうなずきで応えてあげる
娘が「お、お、お、お、おかあさん、こ、こ、こ、これおいしい」と言ったら、
「おかあさんにこれおいしいっておしえてくれたんだね」というように復唱しています
逆に絶対にやってはいけないことが
話をさえぎること
子どもが言いたいことをさきに言ってしまうこと
話を途中でさえぎったり、途中で質問をしたりしないこと。
だんだんと話をしなくなってしまいます
ゆっくり言って。や 落ち着いて。の言葉も「私の言葉おかしいのかな…」と不安になるため言わないほうがいいとのこと!!!(⇦意外でした)
センターで教えてもらう前に、インターネットでも調べ特に気を付けていました!
2. 時間のゆとり
- 生活のペースはなるべくゆったりと(我が家は兄妹いてムリなこともあるけどできるだけ!)
- 特に兄妹がいる家庭は、われ先に「ねーおかあさん!」とみんな話し始めますよね!?そんなときは、順番を決めてひとりずつ聞くようにしましょう
- 幼児の子どもの場合、1日すこしでもいいので親子2人でゆったり遊んであげたり向き合う時間をつくってあげるのが大事!
子供と遊ぶのがちょっとおっくうなわたしなので、よく絵本を読んであげています♪
3. 言葉のゆとり
- 子どもに話しかけるときも、なるべくゆっくりめに話すように
- 短くわかりやすい文ではなしてあげるのが大事!
こどもがはなし終わってから、少し間をあけて話し始めるのもよいとのこと!
時間に追われる主婦にとってこれをすべて実践するのは正直けっこう大変ですが、すこしずつできることからやっています
そのおかげか たま~にスラッと言葉が出てくる日があります(*^-^*)
子ども自身がどもりに気づき困ったら…
幼児期の場合、自分の症状に気づいていないことも多いようですが頻繁に繰り返したり、言葉がでない…と感じてしまうとびっくりしたり、不安に思ったりイライラしてしまうことがあるようです
娘がことがばどうしても出てこなくて口を手で押さえて泣いてしまったことがありました…。
そんなときはとにかく黙ってぎゅっと抱きしめてあげる
これが1番だとおもいます
また、「つらい・・・」とか「言えないよー」とか気持ちをきちんと吐き出せる環境、ココロのつながりが大事なんだと思いました
吃音で悩んだら…【おススメの本 5選】
療育センターからのおススメの本を紹介いただいたので、よかったら参考にしてください
今回吃音についてまとめてみました
娘の吃音は始まったばかりでこれから2~3か月に一度療育センターに通い経過観察をしていくことになるのでそのことについてもこれからまとめていければと思います
わたしは、周りに吃音で悩んでいる子がいなくてひとりでいろいろと調べたり、(時に友人に相談し)療育センターで教えてもらい安心しましたが、同じように悩んでいる方がいたら少しでも参考になればと思います。
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